11月中旬のうごき

11月14日(月)
今日から新しい経理の女性が出社。
一週間で現経理と引き継ぎのため、朝から晩までパソコンの前で顔を突き合わせ、真っ赤な顔をして頑張っている。今週は大変な一週間になると見た。
経理事務のできない社長は気楽なものです。

11月15日(火)
夜、新宿で藤澤先生の退任の集まりがあった。
藤澤先生は工務店・大工を同じ目線で見てそれを学問にできる私の知る限り唯一の学者と思い、20年お付き合いいただいている。これからも健康に気を付けて公私ともご指導していただきたいと思います。
それにしても番匠塾から始まり、全建連、SAREXと工務店の集まるところの中心に必ず先生がいらっしゃる。

11月16日(水)
取引先でもあり、その職人肌が大好きな新潟の十日町の建具屋さんから「十日町の特産展を元麻布で開いている」と連絡があり、見に行く。
立派な織物、書の中に色々の木材を貼り合わせた花瓶、置物、お盆が並んでいる。
ちょうど本人もいて、青木工務店の建具に使ったチーク・カリン・タモ等も使っているとのこと。うれしくなる。
こんな美的センスのある建具屋さんに作ってもらっていたんだと思うと、なんだか青木工務店の角が上がったような気がした。
残念なのは73才で木工の方の後継者がいないことだ。
本人は謙遜して「趣味の世界」と言っていたが、立派なものだ。
それにしてもこんな特技があることを知らなかった。職人の真髄に触れた思いがした。

11月17日(木)
SAREX理事会。
名古屋の阿部建設㈱さんと㈱イトコーさんの入会を承認。強力な仲間が増えた。
理事会終了後、公開講座。
建築写真家の垂見先生の写真の写し方講座。
長いこと職業として写真を撮り続けてきた人の話は、昨日の建具屋さんに通じるものがあった。
大きなカメラは体力勝負。35m/mリバースフィルムが中心。好きなカットは時間をかけて。形だけではなく色と光が楽しいカットも。ホッとする写真も。白熱灯は豪華に見える。太陽光は時間をかけて待つ。白い壁の時はさらに一絞りするといい。写真に決まり事はない。自由に撮ると楽しい。好きだと楽しい。
ノート4P分もメモしてしまった。肩肘張らずに大変良い話でした。
やはりプロは違う。

11月18日(金)
午前中、現場をまわってから住団連のシンポジウムに行く予定で会社を出る。
三ヵ所目をまわったところで同級生の設計家と会い、次の設計している図面を見ながら打ち合わせ。
気が付くとギリギリの時間。あわてて車に乗ると携帯に電話。私が担当している地主のお客様からで「企画通り確認申請を進めてくれ」とのこと。
たちまち工務店のオヤジの姿に戻り、シンポジウム行きは中止。会社に戻って準備をする。
この気力がなくなったら工務店のオヤジを辞める時だと思う。

11月19日(土)
今日は経理と雑務の社員の送別会の日。私はこういった類の会には毎回出ないが、大工・社員はほとんど全員参加。
2人とも体調を崩しての退職なので残念。特に経理は前任者が定年退職後、約10年も儲からなくなった会社を支えてくれた。
コンピュータが得意だったので、社内のハード・ソフト・LAN関連のレベルは急激に上昇。結果、私と建築部長は取り残されたが…。
今日は一日会社にいて、年賀状の原稿作成。
来年で5年目を迎える自慢レターの見直し。
朝、富士ひのきから9㎝角が入荷。
今までKDと書いてあったのにSDと書いてある。勝手にSUN DRYと理解し、含水計を当てると15%くらい。
電話すると「新しい表示方法で、人工乾燥はSDで天然乾燥はDRY○%と表示するように決まった」とのこと。
「SDは何の略?」と聞くと「わらからない」と。
工務店と国産材業界のコミュニケーションはまだまだと思う。
建築知識から窯業系の面材のメリット・デメリットについて2000文字くらいで執筆しろとの依頼。丁重にお断りする。
理由1.わからない。理由2.2000文字なんて地獄の世界。理由3.工務店は評価をするのではなく、データによって自ら判断してお客様に勧めるのだ。自分が当事者なのです。
前回のワークショップで丸山工務店の岡田さんが怒ったのはよくわかります。
「自ら判断」する。だからSAREXで勉強するのだと思います。
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by sarex1 | 2005-11-21 15:08
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