これからも地域に必要とされる工務店

11月28日(月)
商工会議所で、現在シビックセンターを企画していて担当副会頭として産長を務めている関係で視察に向かう。
午前中、文京区シティホール。バブル期にできただけに総ガラス張りで中部吹き抜けがあり、25階の展望室は10m以上キャンティが張り出していて、文京区が一望できる。
文京区は今屋上緑化運動中で、展望室から屋上にビル名、施工会社の看板が取り付けられていてさまざまな工夫が見られる。東京ドームの隣にあり、音楽ホールと共に年間200万人以上が訪れるとのこと。一見の価値あり。
午後は三鷹の都市再生計画TMO構想により作られたNPOのビル。中にはレストラン(ホテルオークラ)、会議室、貸事務所、店舗、インターネットカフェ、企業の商品展示室と、市内の企業と市民参加型の複合ビルで、企画運営は市役所からの職員5~6名と企業からの参加者で行っていた。新しい市役所の役割を見た感あり。やはり東京は進んでいる。

11月30日(水)
午前中、全建連に住宅保証機構から新しい提案があるとのことで担当副会長として参列。工務店にとって大変役に立つ提案でありがたい。
それにつけても、日本の工務店の団体として、しっかり結束して役割を受け止めなければと思う。長年の夢、日本型NAHBを夢で終わらせたくない。
午後、工務店実態調査委員会に参加。
委員長に藤澤先生+学者+工務店団体+公庫+機構+国土交通省でかなり大掛かりに行う調査だか、前回(平成13年)の調査から工務店がどのように変化したか、アンケートの内容を検討した。野辺さんも参加しているので、結果は事務局からSAREXの会員には伝えられると思う。
今日は一日中工務店について考える日だった。
日本の注文木造戸建てを支えているのは中小工務店です。頑張りましょう。

12月1日(水)
今日、明日と中野さんと九州行き。実は12チャンネル(テレビ東京)の『ガイヤの夜明け』という番組で国産材を取り上げて1時間番組を作るとのことで、その一部を中国木材関係で撮影するとのこと。私も前から中国木材が国産の杉で集成材を作り始めたと聞いて興味があったので喜んで参加。福岡空港から車で伊万里へ。
現地は広大な敷地に原木市場、ストックヤード、製材工場、乾燥炉、プレナー、接着工程、製品検査室と並び、さすがは中国木材と思う。現地にはディレクター、カメラ、音声のスタッフが待ち構え、ディレクターの指示で現場を見学。おもしろい体験をさせてもらう。
印象、日本の杉は銘木扱いにしてはダメ。構造材、板材として大量に消費しなければ、山へお金が流れない。
我々工務店は、特に柱・桁は杉の120m/m角乾燥材を使い、間違ってもホワイトウッドの集成材は国益のためにも日本の山を守るためにも使ってはダメだと思った。梁には強度の強い点で修正にして使う工夫は必要だと思う。でも戦後大量に植えた杉も太くなっている。
いずれ平角も杉でOKの時代がくることを期待している。なにせ日本は森林国なので。

12月2日(木)
大分に移動。湯布院の近くの山林家の方が協力してくれて伐採の現場の撮影。あいにくの雨で、期待していたがやみそうもないので撮影。
チェーンソーで立木を切っている時を見学しているシーンと山林家の跡取りの娘さんにインタビューをして終了。
帰りに中野さんと湯布院の温泉を見学。
誰が仕掛けたのか、駅の建物、商店街は、俗にいう温泉街とはまったく異なった軽井沢風の街。女性が買物、食事とゾロゾロ歩いている。
温泉宿はあちこちに点在していてペンション風、ロッジ風、旅館風とさまざま。パンフレットにある温泉の前のユカタ美人の印象とはまったく異なった地帯。
観光地も工務店と同じで実際に訪ねて合っているのを確かめる必要ありと思う。
確かに地元の人はあまり評価してないのが気になった。
この1週間、マンション・ホテルの構造問題一色。責任は誰だとメディアは取り上げている。
私は関係会社はこの業界から消えて、国がある程度の保証をして終わるのだと思う。しかし、残るものは業界に対する業者、業界への不信感。これが残念だ。
我々工務店にとって、こんな確信犯での法則やぶりは考えられない。
「地域に必要とされる工務店」であるために長年築いてきたもの、これを失うことはあまりに大きすぎる。損得で考えてもわかること。多分5~6年で業界から撤退して責任のがれをするつもりだったのだろう。
SAREXの皆さん、工務店も10年、20年と続ける意志と体制がなければ消費者に信用されません。特に今回の問題で消費者は強く思い始めていると思う。
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by sarex1 | 2005-12-06 15:12
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