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充実の現場監督鍛錬塾!(06.06.05~06.09)

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6月5日(月)~9日(金) 現場監督鍛錬塾
木造住宅を主体とする工務店で、SAREXメンバークラスの社長はよく勉強している。また、営業系の社員も情報を得るためにセミナー等に参加する。
しかし、ものづくりの一番重要な職を担当する現場監督に対して、一定の教育をすることはほとんどなく、先輩たちの見よう見まねで技術を身につけていく。
かねがね、監督が身につけていなければいけない技術、安全等の統一した基本マニュアルがあるはずと思っていたところ、ISO9001を自立取得し、コンサルと戦い、自らの長い経験をまとめてくれた人がいました。長森建設の長森社長です。
私の会社も長森さんに指導していただき、ISO9001を3年前に取得しましたが、長森さんの資料の方が遙かに役に立ちました。そしてそのマニュアルを理解し、実践した監督とできなかった監督の実績に大きな差ができました。
今回、その資料の公開をしていただけるとのことで、是非SAREXのメンバーにも享受してもらいたいと思い、呼びかけました。今回は意図するところが伝わりきらなかったことや各社の意向もあり、11名という参加人数になりましたが、多分監督のみに対する合宿教育は日本で初めての試みです。
この11人の意欲ある各社の代表の監督が実績を出して、後期再び集合することを期待しています。

6月5日(月)
11:30よりオリエンテーション。青木、長森、野辺、下島の実行部隊+11名の各社監督。2~3年目の若手から20年選手のベテランまで。
私は「講習で技術・知識を習得することが第1の目的だが、この11人との情報交換も今後の仕事に役立つ」と説明。
午後からは「住宅品質管理とは」「施工計画書とは」を長森さんから講義。
この講習は、基本は技術習得の勉強会。まさに授業である。居眠りする者も一人もいず、今時の大学生とはやはり違う。経験をマニュアルにすることの必要性を理解しているのだ(意外と書いていなかったのは現場の作業日報)。
夜の部は家づくりの達人、駿河工房の今井社長の家づくり教室。
まず冒頭、各自に「なんで現場監督になったの?」との問いに各自戸惑っている。ほとんど全員考えたことがなかったのだろう。

6月6日(火)
施工計画書、仮設計画書の実務演習。私は昼頃から参加したが、全員顔を真っ赤にして取り組んでいる。
午後からは山辺さんの講義があるので、午前中で一応の形を作る。監督はいざとなるとなんとかまとめてしまう。全員仮設計画書は作ってあった。さすがと感心(なにせ、今回初めて「施工計画書」という言葉を聞いた人がほとんどなのだ)。
午後、図面と計画書を長森さんとチェック。
夜の部は全員施工計画書の続きを自習。私たち実行部隊は講師と懇談。

6月8日(木)
田中工務店の田中社長の「ブログの作り方教室」。11人全員で非公開ブログを立ち上げ、情報交換することを約束。
最後の夜はレストランで懇親会。3時間の間、いろいろと話す。全員、顔が生き生きしているのが印象的だった。
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6月9日(金)
上期修了式で全員発表。入塾式で書いてもらった文章とは格段の相違。
5日間勉強漬けなんて初めての経験だと思う。全員、施工計画書と日報(日報を1年以上真面目につけると、作業分解、材工がわかるようになり、技能者・技術者の能力差がきっちり出てくる恐ろしい書類なのです)、安全管理の必要性を言ってくれたのは嬉しい。
全員で記念写真を撮り、終了。

監督の仕事の大部分は計画と予測。このマニュアルを完成させたい(もちろん長森さんの許しがあれば)。
今回の鍛錬塾のような実務勉強会には今のメディアは反応しないのだということも実感した。
とにもかくにも、充実した4泊5日間の現場監督鍛錬塾でした。
by sarex1 | 2006-06-12 13:52
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